小学校受験に向け、父親が試験官役になって週1回の面接練習を始めました。「今日はどうやって来ましたか」という質問への正直すぎる答えから、過去問の使い方と、考え込む子どもを待つ難しさを振り返ります。

はじめに

わが家では、小学校受験に向けた面接練習を始めました。

週に一度ほど、地域の貸し会議室を借り、私が試験官役を担当しています。質問には、過去に出された内容を使っています。

ある日、私が聞きました。

「今日は、どのようにここまで来ましたか」

次男の答えは、「バイクで来ました」でした。

実際に、その日はバイクで会場へ来ていました。間違った答えではありません。あまりに正直で、私はつい笑ってしまいました。

同時に、過去問をそのまま読めば面接練習になると考えていた自分にも気づきました。

今回は、この回答から見えた、わが家の面接練習の現在地をまとめます。

結論

面接練習では、子どもの答えを直す前に、親が質問の状況を整える必要がありました。

過去問は質問集として役立ちます。ただし、本番とは違う場所で同じ質問をすれば、子どもは目の前の事実に合わせて答えます。

次男の「バイクで来ました」は、練習の失敗ではありませんでした。質問に対して、経験したことを正直に答えた結果です。

今後は模範回答を覚えさせるより、質問を最後まで聞くこと、考えたあとに自分の言葉で話すことを大切にします。

そのうえで、足を動かす、服を触るといった姿勢の部分を、一つずつ整えていく予定です。

わが家の状況

今回、面接練習をしているのは次男です。

練習は週に一度ほど。家庭とは雰囲気を変えるため、地域の貸し会議室を利用しています。

部屋では私が試験官役になり、過去問をもとに質問します。普段の親子の会話とは違い、入室して座り、質問を聞いて答える流れを意識しています。

次男は、すぐに思いついたことを話すというより、頭の中でよく考えてから答えるタイプです。

質問によっては黙ったままになり、「んー。んー」と長く考え込むことがあります。

私は、次男が話し始めるまで口を挟まずに待っています。ただ、その長い沈黙が本番でどう受け取られるのかは、心配しているところです。

実際にやってみたこと

面接練習では、過去に出された質問を一つずつ聞いています。

最初の頃に使ったのが、「今日は、どのようにここまで来ましたか」という質問でした。

私は、受験当日の移動を想定した質問として読んでいました。しかし、次男にとっての「ここ」は、その日に練習していた貸し会議室です。

そこで次男は、その日の事実をそのまま答えました。

「バイクで来ました」

私は思わず笑いましたが、次男は質問に正しく答えています。考え直すべきだったのは、子どもの答えではなく、私の質問の出し方でした。

過去問の文章だけを再現しても、前提となる場所や状況が違えば、答えも変わります。

この経験から、質問を出す前に「どの場面を想像して答えるのか」を親が確認するようにしました。

良かったこと

貸し会議室を使ったことで、家とは違う次男の様子が見えました。

普段の会話なら気にならない沈黙も、向かい合って質問すると長く感じます。椅子に座ったときの姿勢や、考えている間の手足の動きも分かりました。

次男は、答えを考えているときに足をぶらぶらさせることがあります。また、手でシャツを触り、くしゃくしゃにしてしまうこともあります。

これは家庭で口頭質問をするだけでは、気づきにくかった点です。

一方で、質問を聞かずに適当に答えているわけではありません。「バイクで来ました」という言葉からも、聞かれたことと実際の経験を結びつけていることが分かりました。

子どもの回答を採点するだけでなく、考え方や緊張したときの動きまで見られたことは、練習を始めて良かった点です。

うまくいかなかったこと

最初の反省は、過去問をそのまま読んでしまったことです。

私は問題文が同じなら、本番に近い練習になると思っていました。しかし、質問が生まれた状況まで再現しなければ、別の意味に聞こえることがあります。

もう一つの迷いは、次男が考え込んだときの待ち方です。

親としては、答えを急かしたくありません。現在は、次男が話し始めるまで黙って待っています。

ただ、沈黙が長くなりすぎたときに、そのまま待つだけでよいのかは分かりません。

答えを教えすぎて嫌がられた経験は、今のところありません。だからこそ、今後も親が文章を作って覚えさせる形にはしたくないと思っています。

改善したこと

質問を出すときは、過去問を読むだけで終わらせないようにします。

たとえば移動について聞く場合は、練習会場までの移動を答えるのか、受験当日の場面を想像するのかを、親側で整理します。

次男が考え込むことについては、答えの速さだけを求めません。その代わり、黙ったままにならないための言葉を一緒に考えます。

「少し考えてもいいですか」

「もう一度、お願いします」

こうした言葉を使えれば、考える時間が必要なことも相手へ伝えられます。

姿勢については、一度にすべて直しません。まず足を床につける。次に、手は膝の上へ置く。一回の練習で意識することを一つに絞ります。

今日からできること

今回の経験をもとに、家庭で面接練習をするときの確認項目をまとめました。

面接練習で確認したい5つのこと

  1. 質問の場面を親が理解する
    過去問を読む前に、どの状況を想定した質問なのかを考えます。
  2. 最初の答えを最後まで聞く
    内容を途中で直さず、子どもがどのように受け取ったかを確認します。
  3. 考えるときの言葉を用意する
    黙り続ける代わりに、少し待ってほしいことを伝える練習をします。
  4. 姿勢は一項目ずつ直す
    足、手、背中、視線を一度に注意しません。
  5. 親の質問も振り返る
    答えだけでなく、聞き方や練習の設定に無理がなかったかを見直します。

面接の形式や質問内容は、学校や年度によって異なります。実際の準備では、最新の公式案内を確認する必要があります。

こんな家庭におすすめ

今回の内容は、次のようなご家庭と共有したいと思っています。

  • 小学校受験の面接練習を家庭で始めたい
  • 過去問をどのように使うか迷っている
  • 子どもが答えるまで長く考え込む
  • 面接中の足や手の動きが気になる
  • 子どもらしい答えを残しながら練習したい

すぐに答えられる子もいれば、時間をかけて考える子もいます。

わが家の方法がそのまま当てはまるとは限りません。使えそうな部分だけ、参考になればうれしいです。

今後の目標

今後も、週に一度ほどの面接練習を続けます。

短期的には、足を床につけ、手を膝の上に置くことから始めます。答えの内容を整えるより、落ち着いて質問を聞ける姿勢を先に身につけたいと考えています。

次男が長く考え込む場面では、すぐに助け舟を出しません。ただし、考える時間が必要なことを自分で伝えられるようにします。

親の面接に向けては、夫婦の考えも言葉にします。

私が大切にしているのは、「周りに頼る力を身につけること」です。すべてを一人で抱えず、困ったときに助けを求められる人になってほしいと考えています。

妻が大切にしているのは、「子どもの疑問を育てること」です。すぐに答えを渡すのではなく、なぜだろうと考える気持ちを残したいと考えています。

表現は違いますが、どちらも子どもが自分で考え、必要なときに人と関われるようになってほしいという思いにつながっています。

まとめ

わが家では、貸し会議室を利用し、週に一度ほど小学校受験の面接練習をしています。

過去問をもとに「今日は、どのようにここまで来ましたか」と聞いたところ、次男は「バイクで来ました」と答えました。

正直な回答に笑ってしまいましたが、反省すべきだったのは私の質問の出し方です。

過去問は、文章をそのまま読めばよいわけではありません。質問の場面を理解し、今の練習環境に合わせる必要がありました。

次男には、長く考え込むところがあります。足を動かしたり、服を触ったりする姿も見えました。

答えを急がせず、考える時間を伝える言葉を増やす。姿勢は一度に一つだけ直す。そして、子どもの答えだけでなく、親の聞き方も振り返る。

「バイクで来ました」という一言から、わが家の面接練習で本当に必要なことが見えてきました。

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