漢検7級の練習で、以前覚えた漢字の忘れや使い方の迷いに気づきました。
そこで「天声こども語」を月7回、全文書き写し・言葉調べ・要約まで実践。約1時間を無理なく続ける工夫を紹介します。
はじめに
長男が記事を読み終えると、毎回「へぇ〜」と小さくつぶやきます。
わが家が朝日小学生新聞の「天声こども語」を使う目的は、きれいに写すことだけではありません。
始めるきっかけは、漢字検定7級の練習でした。過去の級で覚えた漢字を忘れていたり、意味は分かっても使いどころに迷ったりする姿が見えました。
長男は普段から本を読みます。それでも、読むことと、自分の手で漢字や文章を書くことは違うと感じました。
そこで、漢字、言葉の意味、文章の組み立てを一度に考えられる書き写しを取り入れました。
結論
現在は「天声こども語」を月7回ほど使っています。
一回の内容は、全文の書き写し、分からない言葉の調査、要約です。専用の学習ノートを使い、合計で約1時間かかります。
ただし、一度に終えることを優先しません。長文を書く疲れが見えた日は、途中で区切ります。
私が感じている変化は、質問の質と、普段の会話における文章の組み立てです。これは親の観察であり、書き写しだけの効果だと証明できるものではありません。
大切にしているのは、毎日続けることより、読んで、書いて、調べて、考える流れを残すことです。
わが家の状況
長男は、タブレットと紙教材の両方を使って家庭学習を続けています。
紙教材は、算数の問題集、国語の問題集、「天声こども語」、休みの順に回します。カレンダーへ学習日を記し、「天声こども語」は月7日ほど設定しています。
毎日すべての紙教材を重ねるのではなく、一日の中心を一つに分ける形です。
書き写しには、配達店へ依頼して取り寄せた専用の「天声こども語学習ノート」を使っています。
朝日新聞社の公式案内によると、このノートには全文を書き写す欄に加え、題名、言葉調べ、要約や感想の欄があります。辞書の引き方や文法などのヒントも掲載されています。朝日新聞社「天声こども語学習ノート」
実際にやってみたこと
1.親が記事を選ぶ
書き写す記事は、長男が興味を持ちそうな内容から親が選びます。
課題として与えるだけでなく、まず「読んでみたい」と思える話題を探します。長男は記事を読むたびに「へぇ〜」と声を出しています。
この反応があるため、知らない話題へ出会う時間にもなっています。
2.全文を書き写す
記事は一部分ではなく、全文を書き写します。
漢字の形だけでなく、句読点や言葉の並びも追います。普段よく読む漢字でも、自分で書こうとすると手が止まることがあります。
一回の学習は、言葉調べと要約を含めて約1時間です。ただし、疲れている日に一気に終わらせることは求めません。
3.言葉を調べ、要約する
書き終えたら、分からない言葉を調べます。文脈から熟語の意味を予想したうえで、調べて確かめます。
最後に要約します。全文を同じように短くするのではなく、何が中心の話だったかを考えます。
公式の活用例でも、全文の書き写しに加え、言葉調べ、題名、要約が紹介されています。ただし、すべてを毎回行う必要はないとも案内されています。朝日小学生新聞「『天声こども語』書き写しと要約で国語力アップ!」
わが家では現在、三つとも行いますが、家庭や子どもによって量を変えてよい部分だと思います。
4.親がその都度確認する
親は、誤字、字の形、言葉調べ、要約まで、その都度確認します。
分からないところがあっても、答えや直接のヒントは渡しません。調べる方法や、考える方向を見つける手助けまでにしています。
自分で調べて考える時間を残しながら、行き止まりにならないように支える形です。
良かったこと
最初の目的だった漢字の復習を、単独の書き取りだけで終えずに済みました。
漢字が文章の中でどう使われるかを見ながら書くため、読み方や意味だけでなく、使われる場面も確認できます。
知らない熟語に出会ったときは、前後の文から意味を想像します。その後に調べるため、辞書の答えだけを先に覚える形になりません。
親としては、長男の質問が以前より具体的になったと感じています。普段の会話でも、順序立てて話す場面が増えました。
ただし、読書や日常の体験、ほかの学習も同時に続いています。書き写しだけが原因だとは判断していません。
うまくいかなかったこと
今のところ、書き写しを始めたこと自体を失敗だったとは感じていません。
長男は、決めたことをきちんと進める性格です。その分、疲れていても終わらせようとする可能性があります。
長文の全文書き写し、言葉調べ、要約まで行うと、合計で約1時間かかります。毎回同じ調子で進められる量ではありません。
疲れが目に見える日は、親の方から休みにします。途中で区切り、別の日に完成させることもあります。
わが家では、この変更を「うまくいかなかった日」と数えていません。その日の状態に合わせて量を変えることも、成長を見ながら続けるための運用です。
改善したこと
最初から毎日の課題にはせず、月7回にしました。
算数、国語、「天声こども語」、休みを順番に置くことで、長い書き写しがほかの重い紙教材と重なりにくくなります。
また、全文を必ず一回で終えるという決まりも設けません。約1時間は目安であり、終了の絶対条件ではありません。
親の確認では、間違いをすぐ直させるより、自分で調べ直せるかを見ます。答えを教えず、調べる道筋だけを支えます。
「全部できたか」だけではなく、どこで手が止まり、何に「へぇ〜」と反応したかも学習記録として捉えています。

今日からできること
わが家と同じ量から始める必要はありません。試す場合は、次の順番なら負担を調整しやすいと思います。
書き写しを始める6つの手順
- 目的を一つ決める
漢字の復習、語彙、文章の流れなど、最初に見る点を絞ります。 - 子どもが興味を持ちそうな記事を選ぶ
長さだけでなく、読みたくなる話題かを見ます。 - 最初は量を減らしてもよい
全文が重ければ、数行や一段落から試します。 - 言葉の意味を先に想像する
文脈から考えてから辞書などで確かめます。 - 一文で内容をまとめる
完璧な要約より、何の話だったかを自分の言葉にします。 - 疲れが見えたら区切る
一回で完成させず、休みや続きの日を選びます。
朝日小学生新聞の公式ページでは、最初は週1回からでもよいと紹介されています。家庭の予定や子どもの状態に合わせて、減らす余地を残す方法もありそうです。
こんな家庭におすすめ
今回の内容は、次のようなご家庭と共有したいと思っています。
- 覚えた漢字を文章の中で復習したい
- 小学生新聞を購読しているが、使い方が決まっていない
- 語彙と要約を別々の教材にせず取り組みたい
- 書き写しを毎日続けるのは負担だと感じる
- 親が答えを教えすぎず、調べ方を支えたい
新聞は読むだけでも楽しめます。書き写しをしない日や、全文を書かない方法も含め、家庭に合う使い方を選べればよいと思います。
今後の目標
今後も、月7回を固定のノルマにはしません。
長男の疲れ、ほかの学習、興味のある記事があるかを見ながら、回数と量を調整します。
質問の質や会話の組み立てについても、親の印象だけで急いで結論を出さず、実際の言葉を少しずつ記録したいと思います。
漢字を正しく書けることに加え、知らない言葉へ出会ったとき、自分で意味を予想し、調べられることを目標にします。
まとめ
わが家が「天声こども語」の書き写しを始めたのは、漢検7級の練習で、以前の漢字の忘れや使い方の迷いに気づいたからです。
専用ノートを使い、全文の書き写し、言葉調べ、要約まで行います。カレンダーでは月7日ほど設定し、算数、国語、書き写し、休みを順番に回しています。
一回の目安は約1時間です。ただし、疲れている日は親が休みにしたり、途中で区切ったりします。
親はすべて確認しますが、答えは教えません。調べる方法と、考える方向を見つけるところまで支えます。
質問や会話の組み立てに変化を感じていますが、書き写しだけの効果とは断定しません。
毎日続けることより、記事を読んで「へぇ〜」と思い、書いて、調べて、自分の言葉でまとめること。その流れを、長男の状態に合わせて残していきます。
