中学受験の塾はいつから必要なのでしょうか。小学2年生の長男は、低学年では定期通塾をせず、家庭学習と体験を優先しています。

3回の体験講習を、入塾先探しではなく家庭学習の進み具合を確かめる機会として使った記録です。

はじめに

長男はこれまで、三つの塾で体験講習を受けました。

どの講習も「楽しかった」と話しています。それでも、わが家は低学年のうちに定期通塾を始めない方針です。

塾を否定しているわけではありません。中学年以降は、通塾が必要になると考えています。

では、なぜ今は通わず、体験講習には参加するのか。

目的は、早く入塾先を決めることではありません。長男が外の授業をどう感じるか、家庭学習がどこまで通用するかを確かめることです。

今回は、低学年の時間とお金を何に使うか、わが家の現在の選択をまとめます。

結論

今のわが家は、低学年では定期通塾をしません。

勉強だけに時間とお金を集めず、さまざまな体験へ使いたいからです。

ただし、家庭で何もしないという意味ではありません。

長男は、普段の家庭学習で少し先の内容にも取り組んでいます。体験から生まれた「なぜだろう」を自分で考えるため、基礎学力も日常的に積み上げています。

通塾を考える目安の一つは、『トップクラス問題集』の小学1年生から4年生までを、無理なく終えられる基礎力がつくことです。

体験講習は、入塾の前段階というより、今の家庭学習を外から確かめる機会として利用しています。

わが家の状況

長男は小学2年生です。中学受験を選択肢に置きながら、現在は家庭学習を中心に進めています。

これまで参加した体験講習は3回です。

  • 小学1年生の夏期講習
  • その後に参加した別教室の冬期講習
  • 小学2年生の夏期講習

三つは系列をそろえず、すべて異なる教室を選びました。教室の場所は家庭の特定を避けるため掲載しません。

長男が興味を持った教室を、その都度選んでいます。

一般的な開始時期の一例として、栄光ゼミナールは小学3年生の2月から新小学4年生の学習を始める形を紹介しています。ただし、同じ解説でも、適した時期は子どもの状況などで異なると説明されています。栄光ゼミナール「中学受験のための準備や塾はいつから?」

わが家も学年だけで日付を決めず、長男の基礎力と生活全体を見て判断します。

実際にやってみたこと

体験講習の目的を「入塾するか決めること」から外しました。

三つの教室を経験した長男は、毎回「楽しかった」と話しています。

それだけではなく、「前の塾よりこっちの方がいい」「先生の授業が楽しかった」と、自分なりに比べています。

親が系列や知名度で候補を絞るより、本人が興味を持った授業へ参加する形にしました。

体験講習に使った長男分の費用は、3回で合計約3万円です。

体験の日数や費用は教室ごとに異なります。大手塾でも、学年に応じた体験授業が用意されています。たとえば四谷大塚は、2週間の体験授業を案内しています。四谷大塚「体験授業」

特定の塾を勧めるためではなく、授業の進め方と長男の反応を親子で知るために利用しています。

良かったこと

一番良かったのは、長男が塾を受け身で比べていないことです。

すべてを「楽しかった」で終えず、前回との違いや先生の授業について話しています。低学年の今でも、本人なりの判断軸が少しずつ見えてきました。

普段の生活では、「これはなぜだろう」「どうしてこうなっているのだろう」と、疑問を言葉にする場面も増えています。

ただし、これは塾だけの影響とは判断できません。家庭学習や日常の体験も重なっているためです。

体験講習は、親の教え方を確かめる機会にもなります。

外の授業に触れたあとも家庭学習を進められるのか。説明の仕方や問題の難しさはどうか。家庭だけでは見えにくい部分を考えられました。

うまくいかなかったこと

体験講習を3回受けても、定期通塾の生活までは分かりません。

短い講習で授業を楽しめても、毎週の宿題、復習、送迎を続けられるとは限らないからです。

わが家が定期通塾を始めた場合、車での送迎を想定しています。弟二人も付き添う形になれば、二人の生活にも負担がかかります。

この点は、長男と塾だけを見ていては判断できませんでした。

家庭学習にも難しさがあります。

特に算数は、親の私も「ん?」と考え込む問題が増えました。自分の子ども時代より、かなり難しく感じることがあります。

今は一緒に考えられていますが、家庭だけでは説明しきれない段階が来る可能性も感じています。

だからこそ、「低学年は塾なし」を、そのまま受験終了まで続ける方針にはしていません。

改善したこと

塾を探す前に、家庭学習を終える目安を具体的にしました。

一つの目安は、『トップクラス問題集』の小学1年生から4年生までです。

ただ終わった冊数だけを見るのではありません。問題を無理なく解き、親子で内容を確認できる基礎力がついたかを見ます。

体験講習を受けたときは、次の三つを確認します。

  1. 長男は授業の何を楽しいと感じたか
  2. 家庭学習との難しさの差はどこにあるか
  3. 体験から新しい疑問が生まれたか

入塾の勧誘や周囲の開始時期ではなく、本人の反応と家庭学習の現在地を材料にします。

今日からできること

低学年からの通塾を迷ったとき、わが家なら次の順番で整理します。

通塾を決める前の5つの確認

確認することわが家で見る内容
低学年で優先したいこと勉強以外の体験に使う時間と費用を残せるか
本人の反応授業のどこが楽しく、前回と何が違ったか
家庭学習の現在地教材を無理なく進め、疑問を言葉にできているか
親が支えられる範囲算数などを家庭で説明できる段階か
家族全体の負担送迎に弟たちが付き添う生活を続けられるか

家庭学習が続いているから通塾は不要、と決める表ではありません。

反対に、低学年から通う家庭を否定するものでもありません。時間、お金、子どもの様子を一緒に見るための確認表です。

こんな家庭におすすめ

今回の内容は、次のようなご家庭へ向けた一例です。

  • 中学受験を考えているが、低学年からの通塾に迷う
  • 低学年のうちは、勉強以外の体験も優先したい
  • 家庭学習の進み具合を外の授業で確かめたい
  • 体験講習を入塾先探しだけで終わらせたくない
  • 兄弟を含む家族全体の送迎負担が気になる

通塾を始める時期は、子どもと家庭によって異なります。

わが家の方針が正解という話ではなく、今どこに時間とお金を使うかを考えた記録です。

今後の目標

低学年の間は、家庭学習と実体験の両方を続けます。

学習では、『トップクラス問題集』の小学1年生から4年生までを一つの目安にします。

体験では、正解を覚える前に「なぜだろう」と感じる機会を増やしたいと思っています。

中学年以降に通塾を始めるときは、長男が比べてきた教室の感想も判断材料にします。

親が教えにくい問題が増えたか。本人が外の授業を継続して受けたいか。送迎を含め、家族で続けられるか。

一つだけで決めず、条件が重なった時点で見直します。

まとめ

長男はこれまで、三つの異なる教室で体験講習を受けました。費用は合計約3万円です。

毎回「楽しかった」と話し、前の教室との違いや先生の授業についても、自分なりに比べています。

それでも、わが家は低学年では定期通塾をしません。

今は、勉強だけでなく体験へ時間とお金を使いたいからです。そのうえで、家庭学習を止めず、少し先の内容と基礎力を積み上げます。

体験講習は、今すぐ入塾するためではありません。長男の反応と、私の教え方、家庭学習の進み具合を確かめる機会です。

中学年以降は通塾が必要になると考えています。開始時期は、教材の進み、本人の希望、親が教えられる範囲、弟二人を含む生活から判断します。

塾へ行くか行かないかではなく、今の時間を何に使うか。わが家はその順番を大切にしています。

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参考・出典